ダブルバインド。
2026/08/02
「あなたが学校に行けなくても、お母さんはあなたのことが好きよ」と言っておきながら、翌日の朝には…、
「今日はどうするの?」「学校に行けないの?」と言う。
これが典型的なダブルバインド(二重拘束」というヤツだ。
何気ない日常の会話の中に、子どもを大いに混乱させるダブルバインドは潜んでいる。
「A」と言っておきながら「B」を強要する。
親は無自覚な場合が多い。
しかし子どもは、その言葉の意味を的確に自覚してしまう。
だから混乱がおきる。
つまり「学校に行きたくない」「学校には行かない」といった子どもの決意は、親の言葉(指令)によって揺さぶられるのだ。
だから子どもは学校だけではなく、親とも戦わなければならい。
「学校には行かない」という事実を、親に知らしめて、勝ち取らなければならない。
こうなってしまっては、子どものエネルギーは消耗する一方だ。
心の中の敵は学校だけではなく、家庭そのものにも潜んでいるのだから、子どもの無力感は途方もなくなる。
では、親はどのように処すればいいのか?
余計な感情を捨てることだ。
親自身の「期待」を見せないことだ。
子どもに「こうあってほしい」という親の期待は、結局のところ親のエゴにすぎない。
子どもは、親の期待(エゴ)のはけ口ではない。
ダブルバインドで子どもを縛り付ける親の共通点は、この「期待」と「エゴ」を前面に出しておきながら…、
それでも「あなたのことが好き」と言い続けてしまうことだ。
「あなたのことを心配しているのよ」「お母さんも苦しいの」などという親の感情経緯をそのまま言葉にするのではなく、
「あなたが学校に行かないことをお母さんも尊重することにした」といった事実だけを言葉にする。
不登校にある子どもは、とてもセンシティヴな状態にあることが多い。
だから不規則な親の感情に左右されやすい。
つまり親ができることは、ただ一つ。
子どもの「今の状態」を尊重する。
まずは尊重して…、それから「大人の配慮」「大人の知恵」「大人のカマエ」を見せつけることに尽きると思う。
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