不登校の学習と教科書のポテンシャル。
2026/06/01
学校に行っているとか、行っていないとかにかかわらず、子どもたちの教科書が驚くほど「キレイな状態」であることに気づいた。
「教科書は使ってないの?」というボクの質問に、
「ハイ、ほとんど使ってません」と答える、特に中学の生徒たち…。
これはいったいどうしたことなのか?
先生は、良かれと思って教科書を翻訳した状態で授業を行っているのである。
先生は、生徒に「分からせたい」と思うがあまりに、「分かりやすい」プリントを作成して、それを授業で使っているという。
「教科書は難しいから…」と、とある先生が言っていたのを思い出す。
でも、ちょっと待ってほしい。
教科書が難しいと言って、それを遠ざけていたら、子どもたちは一生「教科書と格闘する」ことなく、コスパのいい学びだけを続けることになる。
学校だけじゃない。
塾でも「教科書を使った講義」は行わない。だから子どもたちは教科書に何が書かれているかすら知らない。
教科書には、その学年に相応しい日本語を最大限に駆使して、ある分野を「分からせたい」とする研究者(先生)たちの情熱に裏付けられた「理屈」が書いてある。
その「理屈」が難しいからと…、先生たちは子どもから教科書を遠ざけた。
こんな理不尽なことはない。
子どもが「教科書と格闘する」チャンスをみすみす奪っているのである。
教科書と格闘しているのは、それを執筆する研究者(先生)も同じだ。
研究者の格闘…、それを子どもたちも格闘して…、それで初めて到達できる領域がある。
でも、今、学校の先生はそれをしない。させない。
勉学の「近道」だけを教えている。
だから子どもたちは教科書を読まない…、そして読めない子どもたちもたくさんいる。
不登校の状態にある子どもたちに敢えて言いたい。
学習に遅れを感じている…、遅れに不安を感じているなら、教科書を「精読する」ことをお勧めする。
教科書を何度も何度も精読して、それでも分からないところは先生や大人に頼ればいい。
クラスの中の本当の成績上位者は、必ず教科書と格闘している。
これは断言できる。
つまり、不登校とて怖くはない。
いつでも、いつからでも学習は取り戻せる。
だから教科書を甘く見てはいけない。
そこにはあらゆる叡智の積み重ねが詰まっているんだ。
さあ、机の上にすべての教科書を並べてみてごらん。
そこからキミの「勉強」が始まるんだ。
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